研究課題/領域番号 |
25430048
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
他田 真理 新潟大学, 脳研究所, 助教 (30646394)
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研究分担者 |
下畑 享良 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (60361911)
西澤 正豊 新潟大学, 脳研究所, 教授 (80198457)
高橋 均 新潟大学, 脳研究所, 教授 (90206839)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 多系統萎縮症 / 神経変性疾患 / 認知機能障害 / 神経病理学 |
研究成果の概要 |
多系統萎縮症(MSA)剖検例49例における検討では12例に認知機能障害を認めた。認知症例の平均死亡年齢は67歳であり、他の症例と同様であった。罹病期間は3-19年と様々であったが、10年以上の長期経過例が50%を占め、全体に占める割合27%に比し高かった。認知症例と非認知症例の定量的検討では、前頭葉皮質および被殻の神経細胞密度に両群間で差はなく、尾状核では認知症群において神経細胞密度が低い傾向を認めた。αシヌクレイン陽性封入体を有する神経細胞やグリアの密度に差はなかった。長期罹病に伴う尾状核への変性の進展による大脳皮質基底核ループの伝達障害が、認知機能障害に関わっている可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
神経病理学
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