研究成果の概要 |
本研究で各種ポリマー(SMA, HA, HPMA)を用いZnPPのポリマーミセルを作製し、検討した。SMA-ZnPP conjugateは非共有結合によるSMA-ZnPPミセルより高い血中安定性と腫瘍集積性を示した。HA-ZnPPは高い腫瘍集積性を示す一方、CD44の高発現するがん細胞において高い細胞内取込みと細胞毒性を示した。各種ZnPPミセルのうち、HPMA-ZnPPは最も高い血中安定性と腫瘍選択的な集積を示し、光照射することにより強い細胞毒性を発揮し、化学発がんモデルを含む様々な腫瘍モデルで顕著な腫瘍イメージング効果と抗癌作用を示し、新たなPDT/PDD薬としての応用が強く期待される。
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