ヒトの疾患原因となるLN結合性インテグリンα3の変異解析:インテグリンα3において見つかったヒト疾患の原因となる1アミノ酸置換変異の解析を行った。その結果、この変異によりドメイン構造の限局的な乱れが生じ、プロセッシングや細胞表面発現の異常が起こることがわかった。さらに、α3のこのドメインがテトラスパニンCD151との結合に関わることを見出した。 基底膜ラミニンによる上皮極性形成機構:ラミニン(LN)結合性インテグリンの発現が低い癌細胞に、LN結合性インテグリンを強制発現させると、三次元培養下における上皮極性形成が亢進することを見出した。
|