多細胞社会のなかで生命現象はどのような時空間パターンで起こるのか?その包括的理解を目標に掲げ2013年度より当研究課題に取り組んできた。レインボーFucci、細胞ストレス、糖代謝動態など、細胞個々について状態を可視化し運命を予言するプローブの開発とその性能評価を進めてきた。その過程で、細胞の多様な個性を再認識する機会がたびたびあり「一細胞リアルタイムイメージング」の必要性を痛感した。今後の研究課題では、主にfloxマウスの作製と解析を通して、生命現象の時空間パターンをより生理学的な文脈で理解することを目指す。
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