耐熱性と酸素耐性に優れるHydrogenovibrio marinus由来膜結合型ヒドロゲナーゼのR. eutrophaにおける機能的発現が成された。精製を容易にするために小サブユニットのシグナルペプチドを除去して、可溶性酵素として発現させることも試みたが、高い耐熱性をもつ立体構造を形成するには膜への局在化が必要であることが示唆された。膜酵素として発現を行った実験ではオリジナル酵素と同等の耐熱性と酸素耐性が確認されたため、変異酵素の作製による構造と機能の研究やヒドロゲナーゼの改良に活用されることが期待される。
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