ゲノムワイドな遺伝子発現解析より、リプログラミングの初期に発現量の減少する転写因子を選択し、Oct4やKlf4の直接の標的となりうる候補遺伝子をデータベースを利用して絞り、38個の候補遺伝子を見出した。siRNAや過剰発現の型を用いてこれらの遺伝子がリプログラミングに及ぼす影響鵜を解析した。その結果、Osr1、Ebf1、Ebf3、Meox2、Smardc3及びPrrx1がリプログラミングの初期に低下することが、必須であることが分かった。NMuMG細胞を用いて遺伝子が上皮間葉転換および間葉上皮転換に関係するどうかを調べたところ、Ebf3にEMTを促進する活性が認められた。
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