本研究は大阪大学保健センターで職員健診を受診した20歳以上の大阪大学職員を対象とした後ろ向きコホート研究と大阪大学保健センターで職域健診受診時にAGE Readerを用いて最終糖化産物(AGE)を測定した大阪大学職員を対象にした横断研究より成る。コホート研究では深夜業務従事者の蛋白尿出現リスクを明らかにする、AGE測定群を対象とした横断研究ではAGEと蛋白尿の関係を明らかとすることを目的とした。結果として、1)女性看護師において交代勤務が蛋白尿の発現リスクである、2)ジュース摂取量が多いことが蛋白尿の発現予測因子となる、3)低頻度の深夜業務はAGE測定値高値と関連する、ことが明らかとなった。
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