研究課題
基盤研究(C)
心腔内血流はさまざまな状況で変化し、心機能全般に影響する可能性がある。この研究では、3次元シネ位相コントラスト磁気共鳴法(4D-Flow)を用いることにより、左房・左室内における血流の渦形成を視覚化し、心腔内血流に影響する要素が調査された。左房内の渦形成は、左室と左房容積に依存していた。心機能が障害されていない患者に比べ、心機能が障害されている患者においては、拡張期における左室内の渦は大きく、より心尖部に位置していた。4D-Flowは非侵襲的で包括的に心腔内血流の3次元的な変化を示すことができた。
循環器内科学