8q24増幅をAMLとHL60で認め,NSMCE2再構成によるPVT1-NSMCE2とBF104016/CCDC26-NSMCE2を同定した.前者は,マーカー染色体を有するAMLで認め,PVT1エクソン1aとNSMCE2エクソン3が融合し,後者はHL60で認め,BF104016エクソン1とNSMCE2エクソン6が融合していた.BF104016はCCDC26の新規スプライスバリアントと考えられた.PVT1,CCDC26,NSMCE2は全て8q24に存在する遺伝子であり,増幅にともなうキメラ遺伝子の形成機構としてクロモスリプシスが考えられた.
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