悪性リンパ腫などの血液悪性疾患患者末梢血をリンパ球ソースとし、全血単核球を用いてIL-2, IL-15などのサイトカインと抗CD3抗体であるOKT3、タクロリムス、ダルテパリンを用いることにより、GMPグレードの無血清培地にヒト血清を添加してNK細胞を培養増幅することが出来ました。また培養増幅したNK細胞には前感作なしで培養4時間後にK562白血病細胞株に対して強い細胞障害活性が確認されました。 このような手法により再発難治悪性リンパ腫患者を対象としたリツキサン併用の自家培養増幅NK細胞療法についての臨床研究(Phase I/II)を計画することができました。
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