研究課題
基盤研究(C)
現在、BPDに対する治療で有効性が証明されているのはステロイドのみであるが、副作用の面で大きな問題となっている。本研究では、新たな治療法の一つとして、炎症収束性メディエーターの効果を検証した。BPDの発症や重症化には炎症の遷延化が関係しているので、炎症反応の収束過程を促進させれば改善しうると考え、Bleomycin誘発BPD modelに対して炎症収束性脂質メディエーターであるResolvinを投与したところ、bleomycinによる肺胞発達停止が解除され、一定の効果が得られた。
新生児呼吸障害