研究成果の概要 |
背景と目的:Notchシグナルは,様々な組織における発達と分化に重要である.Notchカスケードは,4つのNotch受容体と,そのリガンドとしてDLL1, 3, 4,Jagged1, 2から成る.Notch1はメラノーマの発癌に関与することが示されている.研究代表者らは,Notchリガンドの中でもDLL3に着目し,メラノーマの進展における重要性を調べた. 結果:DLL3は色素細胞母斑に比べてメラノーマの腫瘍組織において発現が有意に高かった.DLL3をノックダウンすると,培養メラノーマ細胞の細胞増殖と遊走、コロニー形成が抑制された。DLL3がMAPK経路に作用すると考えられた。
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