荷重負荷の大きな骨頭外側の境界域(壊死領域と健常域との境界部)である分界部外側端における骨壊死修復反応が骨頭圧潰(陥没)発生に重要であるという観点の元、早期壊死骨頭における骨芽細胞の活動度を骨SPECT/CT融合画像(核医学の機能・代謝画像とCTの解剖学的位置・形態情報を位置ずれなく同時に表示することができる)を用いて評価した。結果、壊死発生から骨頭圧潰前までの早期骨頭において、骨芽細胞活性は次第に増強し、その最大活性の場は骨頭前方から外側へと移動することが示唆された。 また、骨SPECT/CT像は壊死と骨折を明瞭に反映することを示し、大腿骨頭壊死症と脆弱性骨折の鑑別に有用であることを報告した。
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