研究成果の概要 |
CGRP遺伝子導入樹状細胞を用い, 実験的自己免疫性視神経炎(EAON)に対する遺伝子治療の可能性について検討した.細胞注入群において, EAONの発症率は対照群の80%と比較すると, CGRP遺伝子導入群では50%と有意に抑制された. また, EAONの病理組織学的評価においても対照群に比べ有意に抑制した.CGRP遺伝子導入群から得られた脾細胞培養上清ではIL-10が高値となった..さらに、抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎患者血清を採取し、二次元電気泳動(2D-DIGE)を行い、protein AMBPおよびNicolin-1が患者血清と正常血清との間でスポット上の差を認めた。
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