口腔は多様な刺激に晒されている。常に咀嚼、嚥下や会話等により物理的機械的な力がかかり、粘膜の構築はそれに対応して口腔内で頬、口蓋や舌などの部位による多様性を示していると考えられる。本研究は、Piezo が口腔粘膜においても機械刺激のレセプターとして働くのではないかとの仮説をたて研究を行った。その結果、Piezo1が5週齢および8週齢のマウス歯肉上皮および頬粘膜上皮の顆粒細胞層、有棘細胞層に発現することが認められた。頬粘膜におけるPiezo1の発現は皮膚に比較して高い発現をしていることが明らかとなった。
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