本研究の目的は、チタン製インプラントの表面改質技術によって得られた高い生体親和性および抗菌性を持った表面を最大限活用させるため迅速的なエキシマUVランプ照射効果の分子・ナノレベルでのメカニズムを明らかにし、インプラント体表面への新たな表面処理法としての可能性を探ることであった。3年間の貴重な科学研究費で主に以下のことを明らかにすることができた。①エキシマUVランプ照射によるチタン表面化学特性の解明、②ワイヤ放電加工表面にできた硬組織の微小硬度(ナノインデンテーション法による)は、他のものに比べ優位に高い生体親和性を持ったものであった。
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