本研究の目的は、長期的に活動するために自らキャリア発達を主体的に展開できるように支援する「助産師キャリア発達促進プログラム」の開発と検証である。プログラムは「様々な場で活動する助産師同士の交流を促す支援」「助産実践から得るやりがいの実感を経験すること」「地域における助産実践があることの周知」「助産師であり続ける職業観を育むこと」などで構成された。グループインタビューでは「ライフイベントと今の就業場所での両立の意欲と迷い」「働き続けることへの意欲と迷い」がある中で「新たな助産師観の萌出」と「病院以外の多様な働き方への示唆」を得ることができ、プログラムの有用性が明らかになった。
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