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2013 年度 実施状況報告書

臨地実習の質向上を目指した保健師実習指導者現任教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25463625
研究種目

基盤研究(C)

研究機関神戸大学

研究代表者

小寺 さやか  神戸大学, 保健学研究科, 講師 (30509617)

研究分担者 中山 貴美子  神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (70324944)
井上 清美  神戸常盤大学, 保健科学部, 教授 (20511934)
谷垣 靜子  岡山大学, 保健学研究科, 教授 (80263143)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード公衆衛生看護学 / 保健師 / 臨地実習 / 実習指導者 / プログラム開発
研究概要

本研究は自治体に所属する保健師実習指導者(以下,指導者)を対象に,指導者の教育者及び専門職としての力量を強化し,指導者としての役割準備を促すことを意図した保健師現任教育プログラムを大学が開発,実践し,その効果を検証することを目的としている。本研究の1年目に当たる今年度の進捗は以下のとおりである。
1)指導者の役割準備(role preparation)に必要な要素の明確化
指導者育成に関する国内外の文献レビューを実施した。海外では8年程前からonlineを用いた学習法を取り入れたプログラムが数多く報告され,自己学習法(self-learning)が主流となっている状況が伺えた。研究代表者らの先行研究及び文献レビューより,役割準備に必要な要素として「学生理解」,「指導者役割の理解と教育スキルの習得」,「看護教育・カリキュラムの理解」,「専門能力と保健師活動を見せる能力の向上」が明らかとなった。プログラムの成果として,self-efficacyの向上,指導者役割と学生に対する理解の深まり,自己理解の促進,経験を通じた成長への希求などが抽出された。
2)指導者の学習ニーズの明確化
自治体から推薦され,十分な指導者経験をもつ統括保健師(経験20年以上)を対象に,個別インタビュー調査の実施を予定している。既に所属大学の倫理審査委員会の承認(NO.282)を得て,現在準備中である。本調査は,保健師にとっての指導者役割経験の意味,実習指導を受けるに当たって準備していること,その学習方法,必要としている支援等を明確にすることを目的として実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

初年度に海外先進事例視察による情報収集を予定していたが,視察の許可を対象校から得ることができなかったため実施を延期した。また,研修者間の調整がつかず,予定通り研究者会議を開催できなかったことも一因として挙げられる。

今後の研究の推進方策

今後,指導者の学習ニーズと先行研究から得られた知見を基に教育プログラム案の構成内容と評価指標を決定していくとともに,教育プログラムを試行する。これらの成果を国内外の関連学会で発表する予定である。また,海外先進事例の視察及び情報収集を実施する。

次年度の研究費の使用計画

初年度に海外先進事例視察による情報収集を予定していたが,実施できなかったため。
平成26年度に当該海外視察を実施予定。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Self-confidence of public health nurses as clinical instructors in Japan2014

    • 著者名/発表者名
      Sayaka Kotera Nobuko Matsuda Kazuko Horiguchi
    • 学会等名
      35th International Association for Human Caring Conference
    • 発表場所
      京都市
    • 年月日
      20140524-20140528
  • [学会発表] 保健師実習指導者の職業的アイデンティティの実態2013

    • 著者名/発表者名
      小寺さやか 松田宣子
    • 学会等名
      日本地域看護学会第16回学術集会
    • 発表場所
      徳島市
    • 年月日
      20130803-20130804

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公開日: 2015-05-28  

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