本研究では,再生可能エネルギーを電力として効率的に利用するため必要となる,超分散化された発電拠点や負荷機器の運転スケジューリングの問題に対し,分散型計算機システムのタスクスケジューリング手法を電力制御に適用し,地域内での発電と消費をバランスさせるための,マイクログリッド向けの能動的な制御スキームを解明した. 小規模な太陽光発電の発電量などを実際に測定評価するシステムを構築し,発電量の予測を行うアルゴリズムを検討した.その結果,天気予報によって予測アルゴリズムを変化させることによって,電力利用率を向上させることに成功した.本研究は情報処理学会 北陸支部 優秀論文発表賞を受賞した.
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