本研究はプロジェクターや照明などの光源を制御することで可能となる視覚表現の確立を目標とし研究代表の古澤の「InvisibleLayer」という作品を研究のベースとして位置づけている。研究によってデービット・カッツの提唱する「色の現象学」を参照し、低照度になるに従いテクスチャが弱まり画面の色情報が潜在的に持つ空間的性質を強める、ということが分かった。その発見を経てより繊細な階調表現可能な独自の照明制御システムを開発した。2013年11月、2015年3月には展示発表として公開。また詳細な研究事項はWEBサイト(invisiblelayer.ryufurusawa.com)にて公開している。
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