研究課題/領域番号 |
25580043
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
中原 ゆかり 愛媛大学, 法文学部, 教授 (00284381)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 太鼓音楽 / 和太鼓 / 組太鼓 / 創作太鼓 / 日本 / 世界音楽 |
研究概要 |
太鼓音楽の誕生について、発案したとされる小口大八に関する文字資料、録音・録画資料を集め、小口が影響を与えた黎明期のいくつかのグループに関する資料を閲覧、試聴することができた。また太鼓音楽の誕生から現在に至るまで、日本、北米へと広がり世界音楽になった状況を論考に著し、広い視野にたって本研究の意義を明確にした。誕生から黎明期に至までの調査をすすめるには、太鼓の打ち手たちの協力が必須であり、研究としてのみならず太鼓の打ち手たちにとっても有意義な調査となるように、何度も話し合いの機会をもった。2年め以降はさらに詳しく資料をあたっていくことになるが、引き続き打ち手たちとの話し合い、協力のもとにすすめていくことを約束した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は3年間にわたるものであるが、資料収集の上で数多くの太鼓の打ち手たちの協力が必要であるため、初年度に3年間の計画を、打ち手たちとの話あいを何度ももって考えていった。また日本の太鼓音楽が北米やハワイへ広がっていったというおおまかな歴史について論考を著し(単著『ハワイに響くニッポンの歌』の第6章)、世界音楽となった太鼓音楽の誕生から黎明期までを調査する本研究の意義を広い視野にたって明確にすることができた。
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今後の研究の推進方策 |
御諏訪太鼓と関連グループの歩みについて、太鼓奏者たちの協力のもとに、より詳しい資料を収集し、互いに資料を共有しながら記録をすすめていく。具体的には長野県、東京、および北米の奏者たちと連絡をとりあい、私的な音響資料や録画資料をも含めて調査していきたい。
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