研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、「気になる」幼児に対する運動発達支援を通して、運動協応と情動調整の関連性を明らかにするとともに、情動調整の支援方法を開発することを目的とした。3つの研究を通して、次の点が明らかになった。(1)「気になる」子どもは運動調整の「二重課題」において困難さを抱える。(2) 幼児の運動調整能力と有能感との間には関連がある。(3) 幼児期では、運動調整能力と情動調整能力は関連している。したがって、「気になる」子どもは運動経験を通して、情動調整能力を高めることが重要だと考えられる。
発達心理学