ものづくり教育の一環として制御学習は必須であり,これまでにも,制御理論を小・中学生が分かりやすく学習する教材はあった。しかし,ものを制御することの本質を理解するには至っていないように思われる。 本研究は,小・中学生から高校生まで体験的に制御の本質を理解させる制御学習支援システムの開発を目指した。触覚・力覚インタフェースを活用することで,触覚・力覚情報を含んだ制御の方法が新たに加わることになる。すなわち,従来の手続き型プログラミングによりものを制御する方式から,体感的な制御という概念を取り入れることで,理論に深入りすること無く,初学者にも制御の本質を理解させることができた。
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