強擬凸CR多様体のRumin複体に対するシャープなボホナー・ワイツェンベック型公式について研究を行い、1形式の場合にRuminの書き下した公式が実際にシャープであることを確認するとともに、応用として劣ラプラシアンの固有値のシャープな評価の極めて簡明な別証明を得た。また、2形式の場合にシャープな公式を書き下すことを試み、一つの実パラメータを含む形で決定することができた。 四元数CR多様体上のツイスター空間に(可積分)CR構造を定めることを目標として研究を行い、ツイスター空間上に概CR構造が定義できて部分可積分になることまでを証明した。
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