研究課題
挑戦的萌芽研究
高次元ブラックホールの静的状態について、特に高エネルギー物理からの補正があるような場合について考察を行い、広いクラスに対して唯一性定理が成り立つことを示した。また、理論の非線形レベルでの安定性を保証する正質量定理と相性のよいスカラー場の理論を調べ、超弦理論の低エネルギー有効理論から期待されるポテンシャルを持つ標準的なスカラー場に限ることを示した。一方で高次元ブラックホールの動的安定性を解明すべく、高次元極限でのブラックホールに対する近似理論の導出を行い、いくつかの例に応用を行った。
一般相対論