本研究の目標は、ソフトロボット実現のための誘電エラストマーアクチュエータを設計することである。これまでの誘電エラストマーアクチュエータは、フレームを必要とすることもあり、有効な仕事を外部に取り出すことが困難であった。したがって、本研究ではフレームレス化を進めることが誘電エラストマーアクチュエータの研究にブレイクスルーを起こすのではないかと考えた。本研究では繊維構造とすること、また、導電性を有するパウダーを有する電極を採用することで、従来のアクチュエータに比べ、10倍以上の変位を有する基礎特性が明らかとなった。
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