表面プラズモンを用いた光・電子融合デバイスの実現に向け、表面プラズモン導波路及び変調器の開発を行なった。変調器構造の開発を通して、低損失で任意の点で表面プラズモンを光電流へ変換できる構造を開発した。表面プラズモン周波数の電流による変調については、周波数の変化傾向が見えつつあるが、未だ測定誤差が大きく、確証に至っていない(測定系の低雑音化などを継続検討中である)。これらの研究を通して、電気バイアスされた金属配線を表面プラズモン導波路として用いることが可能であることを示し、表面プラズモンで動作する電界効果トランジスタを実現する際の、導波路開発に寄与した。
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