昼光と人工光の分光分布を一元的に扱う「分光放射束に基づく建築照明設計法」の新開発に必要な以下の要素技術を開発した。a)魚眼レンズ付デジタルカメラによる全天空分光放射輝度分布測定法を開発して高精度であることを検証した。b)約1年間で全天空画像約9000枚の撮影とCIE-IDMP昼光気象観測を行い、様々な天気、時刻、季節における全天空分光放射輝度分布のデータベースを開発した。c)全天空分光放射輝度分布、直達分光放射照度及び人工光源の分光分布から、建築空間の分光放射照度分布及び分光放射輝度分布を波長別相互反射計算により精度良く予測する方法を開発し、視対象の演色性や色の見えの可視化手法を開発した。
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