本研究は,マイクロフルイディクス技術の1つであるガラスキャピラリーデバイスを用いた単分散ダブルエマルション調製手法と,膜を用いたエマルションプロセッシング技術を融合することで,粒径がシングルミクロンオーダーのダブルエマルションを調製することを目指した.本技術はWater-in-Oil-in-Water (W/O/W)型,Oil-in-Water-in-Oil (O/W/O)型のいずれのダブルエマルションに対して有効であり,膜を透過させるときのフラックス,および膜の細孔径により,エマルション粒径を制御できることを明らかにした.さらに得られるエマルションの構造上の特徴を明らかにした.
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