本研究では5-HT2C受容体(5-HT2CR) 活性を簡便に測定できるシステムを開発するために、Tangoと呼ばれるArrestinのGタンパク質共役型受容体への結合を利用した系を構築した。まずTangoベクターに5-HT2CRを挿入したpEF1-5-HT2CR-Tangoプラスミドを構築し、受容体は2種類のRNA未編集型(INI)と完全編集型(VGV)アイソフォームを使用した。次に5-HT2CRから遊離したLexAの量に依存するEGFPによるレポータープラスミドを構築した。そして安定発現細胞株を作製し、INI, VGV型の活性を比較し、このアッセイ系が有効に作動していることを確認した。
|