SNW1はRNAのスプライシングや特定の遺伝子の転写に関与していることが知られている。申請者はSNW1の発現抑制が細胞分裂の進行を停止させ、細胞死を誘導することを見出した。さらにSNW1がEFTUD2とSNRNP200というスプライシング因子を直接結合することを確認した。EFTUD2とSNRNP200の発現を抑制すると、SNW1発現抑制と同様に細胞分裂の停止、また細胞死の誘導が観察された。さらにSNW1とこれらの結合を阻害するフラグメントタンパク質を発現させたところ、発現抑制と同様な現象が見られた。SNW1の機能抑制は、細胞分裂を阻害し、細胞死を誘導すると考えらる。
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