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未報告のイネミトコンドリアの形質転換技術を開発することを目指した。イネのBT型やLD型細胞質雄性不稔系統のミトコンドリアにはメインゲノムの他に、プラスミド様環状DNA(B1プラスミド)が存在し、安定的に保持されている。本研究では、このB1プラスミドをミトコンドリア人工染色体としてイネミトコンドリア形質転換に利用する計画とした。クローニングしたB1プラスミドに独自のGFP発現カセットを組み込み、大腸菌のミニサークルベクターテクノロジーを利用して環状プラスミドにするためのベクターを構築し、人工染色体として機能するかを実験する材料準備を整えた。
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