研究課題
挑戦的萌芽研究
主鎖および側鎖を二重蛍光標識したセラミド誘導体を開発し、細胞内の特定部位(器官)におけるセラミド代謝を動的かつ網羅的に測定し、がんなどの疾病に深く関わるセラミド代謝の生理的意義の解明を行うことを目的として研究を行ってきた。これまで緑色蛍光を有するNBDを発色団とするセラミド誘導体を合成してきたが、新たに赤色蛍光を有するBODIPY型の発色団を有するセラミド蛍光プローブの開発に成功した。またNBDおよびBODIPYを同時に有する二重標識セラミドでは蛍光団間のエネルギー移動が観測された。
有機合成化学