TGF-β細胞内シグナル伝達分子、Smadの新たな役割としてスプライシング制御に関わる可能性を検討した。網羅的解析で同定されたSmad結合タンパク質のうち、スプライソソーム複合体構成分子のLUC7L3とSmad類の結合を免疫共沈降法で詳細に分析したが、その物理的結合を確認する事はできなかった。そこでLUC7L3等と複合体を形成する選択的スプライシンング関連分子JMJD6に着目し、JMJD6が免疫共沈降法でSmad2,3と物理的結合をすることを確認した。その他のSmad類との結合、及び、その詳細は今後の研究を待つところである。
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