微細粒子/蛋白凝集体はマクロファージ(Mφ)の炎症応答を惹起する。1000 nmと20 nm径のラッテクスビーズ(LxB)は脳Mφ様細胞ミクログリア(MG)のIL-1β産生を誘導したが、100 nm LxBはしなかった。また、アルツハイマー病原因物質であるアミロイドβ(Aβ)凝集体の中で数ナノメーター径のAβオリゴマーはMGのIL-1β産生を誘導したが、繊維状Aβはしなかった。さらに、AβオリゴマーによるMGのIL-1β産生は活性酸素種(ROS)および蛋白分解酵素cathepsin B依存的であった。よって、微細粒子/凝集体のサイズ/形状はMGのIL-1β産生に影響することが示された。
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