研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、マイクロインジェクションによるRIの細胞内局在制御技術確立のため、蛍光標識抗体を合成し、細胞内注入方法や細胞内局在制御に関する検討を実施した。一部の細胞に注入による傷害が認められたが、ヒトがん細胞の核及び細胞質に対して蛍光標識抗体を注入した結果、蛍光は拡散することなく核及び細胞質に局在した。また、RI標識抗体として、64Cu標識抗体を高い標識率で合成することができた。これらの結果より、マイクロインジェクションによりRI標識抗体を細胞内で局在化できる可能性が見出された。
医歯薬学