鳥インフルエンザウイルスは変異により爆発感染(パンデミック)する可能性がある。それゆえにphosphodiesterase (PDE) と抗ウイルス作用のある唾液タンパク質との関係を研究した。 舌下腺はアドレナリン作動性神経の作用がないためPDE活性はほとんどないと考えていた。しかし、他の唾液腺と同様のPDE活性を示し、舌下腺特有のPDEの作用がある可能性が示唆された。顎下腺腺房細胞ではPDE3阻害剤でアミラーゼやアクアポリンの発現が増加した。ノックアウトマウスと野生型での更なる詳細な検討では変化を認めなかった。
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