怒責負荷を軽減し排便促通が可能になる効果的な排便姿勢を検討するために①排便時の姿勢や排便促通のための方法の実態調査②排便姿勢の違いによる怒責負荷の実験を行った。その結果、排便姿勢は、調査人数のうち80%が前傾姿勢で排便を行っており、排便時の工夫では、身体的な工夫や補助具の使用を行っていることがわかった。怒責負荷は、4種類の姿勢の比較において有意差はなかった。今回は、調査対象や被験者が比較的若年であったため、姿勢の違いによる負荷の影響が表れなかった可能性がある。今後は、筋力が低下している高齢者での検討が必要である。
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