• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実績報告書

高齢者の行動特性に基づく座位時転倒・転落アセスメント・ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25670998
研究機関大阪市立大学

研究代表者

白井 みどり  大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30275151)

研究分担者 北村 有香  大阪医科大学, 看護学部, 助教 (10438236) [辞退]
佐々木 八千代  大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (10382243)
秋山 庸子  大阪大学, 大学院工学研究科, 准教授 (50452470)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード高齢者 / 転倒 / 転落 / アセスメント
研究実績の概要

座位時の転倒・転落の危険性につながる姿勢や行動の特徴を検討するため、コミュニケーション可能な高齢者等を対象者に、座位時の座圧分布、行動、姿勢(傾き)等を時系列に観察した。
対象はコミュニケ-ション可能で健常な高齢者3名および成人5名であった。
方法は、普通型車椅子と椅子に対象者が良いと考える座位姿勢(普通座り)、骨盤が後傾した座位姿勢(仙骨座り)で、各々30分間座ってもらい、測定や観察を行った。座圧はLLセンサーシステムで30秒毎に測定し、座面の前半分と後ろ半分の圧力の前後比を算出した.行動はビデオカメラで撮影した映像を用いて臀部をずらすなどの行動をワンゼロ法でデータ化した.姿勢は臀部をずらす等の行動が観察された前後の静止画像を抽出し、画像解析ソフトrysisを用いて分析した。
高齢者は65歳女性、66歳と70歳の男性で、普通座りでの座圧前後比の平均値は0.74-0.99で、個人差は見られたものの時系列変化は殆どなかった.臀部をずらす行動は0-2回であった.仙骨座りでは座圧前後比の平均値は1.14-5.90で、開始早々に普通座りに近い値に変化する者や漸増する者がいた。臀部をずらす行動は0-6回と個人差が認められた。
姿勢や行動による座圧分布には特徴が確認できた対象者がいた。分析途中ではあるが、対象者によって座位時の姿勢や行動と座圧分布には特徴がみられ,座圧分布測定により転倒・転落の危険性につながる姿勢や行動を推測できると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 車椅子の普通座りと仙骨座りにおける座圧分布と行動の経時的変化2016

    • 著者名/発表者名
      白井みどり
    • 学会等名
      日本老年看護学会第21回学術集会
    • 発表場所
      大宮ソニックシティ(埼玉県さいたま市)
    • 年月日
      2016-07-23 – 2016-07-24

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi