研究課題
挑戦的萌芽研究
努力して出来るだけゆっくり歩くバランスゲイトは、通常歩行と比べて歩行速度、立脚時間、両脚支持時間、遊脚時間は有意に延長し、歩幅、ストライド長、ケイデンスは有意に減少した。また、バランスゲイト中の下肢筋活動は、最適歩行時と比べて有意に減少した。このことから、バランスゲイトは下肢に負荷の少ない歩行様式であることが示された。また、足趾把持力が強く開眼片足立ち保持時間が長い高齢者ほどバランスゲイトが優れていることが示された。さらに、週1回の頻度でバランスゲイトトレーニングを実施したが、介入群と統制群の身体機能に有意差は認められず、週1回の頻度では効果が不十分であることが明らかとなった。
高齢看護学