本研究では、ユーザの機能習得を手助けするため、機器自身をエージェント化して説明する自己紹介型インタフェースを作成した。自己紹介型インタフェースでは、学習者と習得対象の機器との間に第三者を介するのではなく、習得対象の機器自身が自分自身の機能を説明するように振る舞わせるため、擬人化のトリガーとなる表現を取り付ける。本研究では、どの位置にどの表現を取り付けるとユーザの理解が促進されるかを検討し、エージェント化のモデルを得た。また、その結果を子供や老人の参加者を用いて評価し、結果としてユーザの学習動機がどのようなプロセスで向上するか調べた。
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