ATRの新規基質の網羅的同定及び機能解析

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25701005
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: 放射線・化学物質影響科学
• 研究機関: 国立研究開発法人国立がん研究センター (2014-2016); 広島大学 (2013)
• 研究代表者: 塩谷 文章 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 主任研究員 (10627665)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: ATR / DNA損傷応答 / DNA複製ストレス

研究成果の概要

ATRはDNA損傷応答を制御し、ゲノムの安定性を維持するキナーゼである。ATRはより広範なDNA損傷に応答し、多様な機能を示す事が明らかにされてきている。本課題ではATRのDNA構造依存的な活性化を基にATRの直接的な基質を網羅的同定し機能を明らかにする事を目的に研究を行った。成果として、DNA二本鎖切断部位における新規ATR活性化機構を見出した。またアナログ感受性ATR変異体を作成し、多くの未知基質の検出及び同定に成功した。

自由記述の分野

DNA損傷応答