研究課題
若手研究(A)
橋梁やトンネルなどの道路構造物の本格的な老朽化に対応するため、低コストで信頼性が高い劣化診断技術の開発が求められている。構造物の表面に設置しておき、励起光を照射することでひずみによって発光する新しいシート材料を開発した。既存の人工オパール薄膜を形成する微粒子層の一面だけに発光色素を染み込ませる方法を考案した。従来のひずみ可視化シートが変色によってひずみを検出する方法に比べ、本方法で感度を向上させることに成功した。遠方からの励起・観測方法の検討や、励起光による色素の劣化や膜材料の耐候性について検討し、積層・トップコートによる耐久性の向上を確認した。
土木材料