本研究では次世代の天然資源として期待されるメタンハイドレートに代表されるガスハイドレートに対する新たな分析方法として、テラヘルツ波技術を用いた方法のさらなる展開を目指した。 分光用冷凍機を備えたテラヘルツ時間領域分光法を用いた測定により、氷、ガスハイドレートのテラヘルツ領域における誘電特性及び光学特性の測定を行い、それらのモデル化を行った。 さらにメタンハイドレートの観測においては、これまで検出の困難であったメタンハイドレート分解途中の過冷却水の定量的、定性的評価が実現可能になり、従来とは異なる新たな分解モデルの提唱が達成できた。
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