研究課題
若手研究(B)
動的システム解析の分野では,数値情報を捨象することでグラフ理論に基づく手法を利用する構造的アプローチが研究されてきた.構造的アプローチに基づく手法は高速である一方で,数値情報を捨象しているため結果が正しいとは限らないという大きな問題点がある.組合せ的行列理論とは,行列計算と組合せ最適化手法を融合した理論であり,数値計算手法の一部に組合せ的なアプローチを取り入れることで,数値計算の負担を減らすことを可能にする.本研究課題では,動的システム解析のための組合せ的行列理論に基づく手法を開発した.
数理工学