研究課題
若手研究(B)
本研究では、局所時間という変量を中心にジャンプ型確率過程の統計的推測理論の研究に取り組んだ。局所時間により導出される定常密度関数に対する推定量の漸近的性質を調べ、漸近一致性や漸近正規性を有することなどがわかった。理論研究の実データへの応用を見据え、ジャンプ型確率過程のモデル選択問題にも取り組んだ。この問題を解決する手がかりとなる研究として、ジャンプのない拡散過程の場合のモデル選択問題に関する業績が、査読付き論文として採択された。
数理統計学