近年産業界でも用いられているアシュアランスケースの構造的な表現方法の一つであるGSNに対して,反論を記述する方法を導入し,撤回可能GSNとして提案した.反論の記述は、ソフトウェアレビュー結果を構造的に記録する際に必要となるものである.また,データマイニング分野の技術を応用することにより、レビュー記録などを含む大量の成果物から,アシュアランスケース構築に必要な情報を抽出する手続きを提案するとともに、提案した手続きを評価するためのアシュアランスケースの品質指標を定義した.以上の提案手続きや品質指標などを用いて評価実験を実施し,従来手法に対して提案手続きに優位性が存在する可能性を示した.
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