研究課題
若手研究(B)
本研究は、裁判員が証言の信頼性を判断する際の認知的な情報処理過程の一端を明らかにすることを目的とした。模擬公判シナリオを用いた4つの実験を行い、証言の信頼性を判断する際に参照される情報の重みづけが、発話者の属性や事案に含まれる他の情報の影響を受けてどのように変化するのか検討を行った。その結果、情報の重み付けは、必ずしも発話者の属性や事案に含まれる情報同士の相互作用によって相対的に変化するわけではない可能性が示唆された。
認知心理学