大型建設機械の設置時には、転倒防止の目的で敷鉄板の敷設が義務づけられているが、機械の接地圧を効果的に分散するための敷設方法等については不明確であった。さらに、地盤の支持力を迅速に求める方法がないため、設置の安全性を経験的に判断せざるを得ない状況であった。本研究では、敷鉄板の敷設方法に関する研究と簡易地盤調査法に関する研究を行った。その結果、敷鉄板の敷設を工夫することによって地盤の強度が著しく向上することが明らかになった。また、本研究で検討した簡易地盤調査法は、既存の地盤調査法の結果と大きな差はなく、これまで1地点に約5時間を要していた試験を20分程度で実施することが可能となった。
|