本研究の目的は、スポーツイベントの居心地を規定する要因を明らかにすることであった。主な結果として、「プロゴルフトーナメント観戦ならではの特徴」は観戦者の居心地を強く規定することが明らかとなり、居心地が観戦者の再来場意図に強く影響を及ぼすことが明らかとなった。また、「選手」や「コース」、「飲食やイベントなどのサービス」は会場内の居心地を媒介して再来場意図に影響を及ぼす可能性が示唆された。さらに、対象となるチームや種目などの「心理的な結びつき」が観戦者の居心地に影響を及ぼす効果よりも、居心地が「心理的な結びつき」を醸成する可能性が示唆された。
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